そいつの名は~ カンニングマ~ン
ザ・カンニング IQ=0
僕は標準的な40代オッサンなので,スカーレット・ヨハンソンがたまらん好きなのですが,中でも特に好きな映画は2003年に公開されたソフィア・コッポラの『Lost in Translation』と2005年公開のウディ・アレンの『Match Point』です.それらとほぼ同時期に『スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦』というカンニングをテーマにしたB級映画に出演しているらしいのですが,なんでこんな映画に出てしまったんだろう…?そういやフランス映画で『ザ・カンニング IQ=0』ってのもありました(英語版の"Under gifted"ってタイトルもなかなか秀逸です).若い人たちには「カンニング」って重大な関心事なんでしょう.
そういえば社会の資料集に,科挙の試験の際に受験者が着用したとされる,四書五経がびっしりと書き込まれたカンニング用下着の写真が載っていましたよね.試験の歴史はまさにカンニングとの戦いの歴史なのです.
水星を守護にもつ知の戦士 カンニングマン!
娘は,塾の同じクラスのある男子に「カンニングマン」というあだ名を付けているそうです.理由は言うまでもなく,復習テストや公開学力テストの時に必ずカンニングをするからです.娘はカンニングマンを大層嫌っており,カンニング行為を発見するたびに憤慨して僕に報告してくれます.だいたい手口は下のような感じです.
- 隣の席の回答を覗き込む
- 後ろの席の回答を覗き込む
- 消しゴムを落としたふりして覗き込む
- 試験中にトイレに行き,帰る途中に覗き込む... etc.(トイレに行って30秒で戻ってくるそうです)
娘によるとカンニングマンのお父様は「白い巨○」のご出身(塾で自慢しているらしい)だそうで,娘曰く「頭と性格はお母さんに似たんだろうね」とのことです.お母様も,まさか息子がカンニングでテストを乗り切ってるなんて思ってないでしょうし,その上「息子がカンニングするのは母親の遺伝」とまで陰口を言われるなんて本当にお気の毒です.
カンニングしたことがない人などこの世に居ない
とは言え,カンニングをしたことがない人などこの世に多分居ません(二重否定は強めの肯定).僕も「手書きノートのみ持ち込み可」のテストに堂々とルーズリーフにコピーした他人のノートを持ち込んだことがありますし,期末試験で隣と答案を見せあったこともあります.放っておけば人間というのは弱いもので,カンニングをしてしまうものなのです.考えたくないですが,カンニングで灘や東大に受かった人も居るでしょう.
子供のカンニングはなかなか悩ましい問題ですが,カンニングをやめさせる方法が一つだけあります.そのうち気が向いたら書きます.
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