コース別募集は教育の敗北だ.nコースある中学はn流(nは自然数)
部屋のグレードで浴衣の色が違う温泉はちょっと気分悪い
巨大温泉旅館(加○屋とか百○石とか)に行くと,グレードごとに建物が違っていて,そこにある浴衣の色が違ったりしますよね.温泉に入りに行っても他人の浴衣の色を見て「ああこの人は最高級グレードに泊まっているんだ」とか「自分のほうが上のグレードだ」とか思うじゃないですか.自分が格上のグレードだったとしてもなんか申し訳ない気分になるし,格下のグレードだったらなんか悔しいし,あの雰囲気がどうも苦手です.
僕が通っていた中高はコース制はなかったのですが,入ってからコースに別れるならともかく,入学時点からコース別になっていた中学を見て「なんてみっともない学校なんだ!」と思ってたわけです.はっきり言って募集時にコース制を採用している学校なんてどんだけ偏差値が高くても二流以下の学校だと思っていましたし,今でもそう思います.
だいたいコース分けして偏差値を高く見せようって発想がダサい.上位層に選民意識を植え付けて切磋琢磨させようなんて発想は教育の敗北です.つまるところ,コース制ってのは自分のところの教育に自信が無いって宣言しているようなものです.
私学の価値ってのは,別に進学実績じゃないと思うんですよ.進学実績なんて本人に依存する問題で,中学の教育のコントリビューションなんてごくごく僅かです.どこの大学に行けるかなんて本人が勉強するかが全てです.私学の価値ってのはとどのつまり「愛校心」だと思うんですよ.格上のコース,格下のコースが有る学校に通って本物の愛校心が育ちますか?よんてんの卒業生の愛校心はなんか屈折してると思わない?
コース制の有無で一流・二流・三流を分ける
というわけで独断で関西の共学・女子中学の一流/二流/三流を分けてみます.コースの種類の多さで一流〜三流を決めます.
ーーーーーー 一流と二流の壁 ーーーーーーーー
ーーーーーー 二流と三流の壁 ーーーーーーーー
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大体合ってる.せっかく通わせるなら一流がいいよね.
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