計画父さんの娘(ゆりっぺ)2019年中学受験備忘録

H学園という塾に2017年2月から通わせ始めた父.娘のあまりの学力の低さに動揺しつつも最高峰を目指すという,やや二番煎じブログ

ゆりっぺと飯舘村の貧しさについて語る

東日本大震災を知らない世代

6年前の3月11日,ゆりっぺは保育園の年少さんでした.年長さんと年中さんはお別れ遠足で動物園に出かけていた日でした.午後2時46分,関西でも長時間ゆっくりと大きく揺れ,保育園でも棚が倒れたとゆりっぺから聞きました.

今,ゆりっぺは塾で社会の科目を勉強し始めたところで,現在は地理を習っています.「日本の地形・自然」の単元に東日本大震災が登場します.「東日本大震災って家が倒れて大変やったん?」とゆりっぺが聞いてきて驚愕しました.

たしかにゆりっぺには阪神・淡路大震災のことを時々話すので,「地震=家の倒壊と火災の被害」と考えるのは無理もありません.でもきちんと話そうと思いました.

「いや,東日本大震災津波原発事故の複合災害で,とても複雑な災害なんだ.」

人を不幸にするものと幸せにするものは何かについて考える

 そこから,話は三陸リアス式海岸がなぜ津波の被害を生むのかから始まり,なぜ福島県浜通りにあれほどの原発があるのか,なぜ風評被害がいまだになくならないほど人間は愚かなのか,なぜ飯舘村の人たちはもともと貧しかったのか,そしてなぜさらに貧しくなってしまったのか,なぜ避難区域が解除されても人々は戻れないのか,なぜ地域の人間関係が壊れてしまって二度と直せないのか…いろいろな話をしました.ゆりっぺは神妙な顔つきで聞いていました.

最後に話したのは,なぜ福島の桃は美味しいのかです.関西人は桃の生産地と言えば「岡山」と思いこんでいますが,実は岡山は桃の生産量で全国5位にも入りません.桃の生産地は山梨と福島で半分を占めます.特に福島県の「あかつき」は関西ではなかなか手に入りませんが美味です.夏が待ち遠しいね!

 

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